湯崎M邸。
もうすぐ満開。
ここも竣工して1年になるので、不具合が無いか伺うついでに、
ちょうど今月末にASJのイベントもあるので、桜満開の写真を撮っておく。
大きな不具合は無いが、やはり薪ストーブのおかげで乾燥が進んでいたり、
ネスターのリモコンが壊れたり。リモコンは今月末に直してもらうこととする。
他には、外の板貼りの塗装をキシラの「やすらぎ」にしたので、
日の当たるところが少しずつ色がかわりつつある。
それに比べて漆喰の外壁は全く汚れておらず、改めて漆喰の良さを感じたところ。
お茶を頂いている時も、「こなつむぎ」ではせっせとパンを作っている。
色からすると以前頂いたことのある、よもぎの入ったパンだろうか・・・。
住まいという器に、住まい手とそこでの生活が馴染んでいるところを見る時、
設計屋としてなんとか期待に応える事が出来たのかな、と実感を持つ事が出来る。
湯崎M邸のオープンハウスが無事終了・・・。
来場くださった皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
蒸し暑さが残る中、ありがとうございました。
（※写真を入れ替えました）
ボクの方に直接予約頂いた方10組、ASJ水戸スタジオに予約頂いた方5組、
合計15組の方が11時から15時までの間にいらっしゃって頂いたので、
思っていたより1組1組の方にしっかりご説明する時間が取れずに、
誠に申し訳ありませんでした。
その分施主から、住み心地や設計のプロセスの感想など、
リアリティのある話しを聞く事が出来たのではないかと思いますので、
是非これからの住まいづくりのご参考にしてください。
また、今後も時間の許す限りオープンハウスを開催したいと思いますので、
その際は、よろしくお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。
宇津建築設計事務所 宇津義和
湯崎M邸に併設されたパンや焼き菓子を製造・販売する「こなつむぎ」の、
菓子製造業としての保健所の検査が完了し、本日より営業開始です(笑)。
営業許可の「菓子製造業」はサンドイッチなどを除くパンも含みます。
既に我が家では一年以上前から試食済みで(笑)、と言うか、
パンの作り方も受講済みで(笑)、うちの長男は特にベーグルとスコーンがお気に入り。
現在、笠間のJAの直売所にパンや焼き菓子を置いてもらうように交渉中ですが、
一足先に個人的には販売も行っていくとの事なので、「是非食べてみたい！」という方は、
ボクへメールを下されば、折り返し、「こなつむぎ」さんの連絡先をこっそり教えます(笑)。
注文して、宅配も可。湯崎まで取りに行けば、きっと併設されているM邸のダイニングで、
あくまで「個人的に」イートインも可能でしょう(爆笑)。
みなさん、「こなつむぎ」をよろしくお願いします。
って、なんか・・・選挙の応援演説みたいだな(笑)。
所用でM邸に行くと、雨で良い感じに杉板のアプローチデッキが濡れている。
そういや今までやたらと空の綺麗な写真が多かったような気がするが、
こうして見ると雨の似合う風景の中に良く馴染んでいる。
～オープンハウスのご案内～
「湯崎M邸－大きな屋根の下で暮らす住まい」
設計：宇津建築設計事務所 施工：（有）柳橋建設
日時：8月22日（土）11:00～16:00
場所：笠間市湯崎
緩やかな大屋根が印象的な住まいです。
間口が狭く、南北に細長い敷地に、
そこにあえて、敷地北側にある桜並木に向かって開いた住まいを創りました。
北側に配置されたキッチンに立つと、窓からは桜並木が見え、
室内へはＬＤ、和室、玄関、2階デスクスペースまで視線がつながります。
外部仕上は杉板貼りと漆喰、内部は床を杉板、壁は漆喰塗り、
構造も木造軸組工法（真壁）という一昔前にはどこにでも見られた材料、工法を使いながら、
それでもけして古臭くなくモダンさを感じる木の住まいです。
詳しくはblogの「湯崎M邸」をご覧下さい。
引越し後のオープンハウスでもあるため、予約制とさせて頂きます。
ご了承ください。
当日はプランなどが記載されている資料を配付いたします。
申し込みはボク宛にメールかFAXでお願いします。
[email protected] または 0296-72-7690(FAX)
連絡に際しては、住所、氏名、電話番号、参加人数のご明記をお願いします。
追ってこちらから案内図を送付します。
施主のご厚意により湯崎M邸のオープンハウスが行われることになりましたので御案内します。
「湯崎M邸－大きな屋根の下で暮らす住まい」
設計：宇津建築設計事務所 施工：（有）柳橋建設
日時：8月22日（土）11:00～16:00
場所：笠間市湯崎
緩やかな大屋根が印象的な住まいです。
間口が狭く、南北に細長い敷地に、
そこにあえて、敷地北側にある桜並木に向かって開いた住まいを創りました。
北側に配置されたキッチンに立つと、窓からは桜並木が見え、
室内へはＬＤ、和室、玄関、2階デスクスペースまで視線がつながります。
外部仕上は杉板貼りと漆喰、内部は床を杉板、壁は漆喰塗り、
構造も木造軸組工法（真壁）という一昔前にはどこにでも見られた材料、工法を使いながら、
それでもけして古臭くなくモダンさを感じる木の住まいです。
詳しくはblogの「湯崎M邸」をご覧下さい。
引越し後のオープンハウスでもあるため、予約制とさせて頂きます。
ご了承ください。
当日はプランなどが記載されている資料を配付いたします。
申し込みはボク宛にメールかFAXでお願いします。
[email protected] または 0296-72-7690(FAX)
連絡に際しては、住所、氏名、電話番号、参加人数のご明記をお願いします。
追ってこちらから案内図を送付します。
これから住まいを建てる方、いずれ住まいをお考えの方、
ボクが設計・監理を担当させて頂いている方も（笑）、
ご来場、お待ちしております。
※追記
施主よりオープンハウスを行う上での要望があるとのことでお伝えします。
①スリッパなし（理由は言うまでもなく）
②手袋なし（触らなきゃわからない）
③建具は自由に開閉可（但し必ず網戸をひいて）
④作り付けの収納も基本的に開閉可
⑤水栓・ガスレンジ・レンジフードどうぞご自由に
⑥排便可
⑦入浴可
⑧設計者の批判可
という事ですが（苦笑）、衛生面の事もあり、
キッチンは多少ご遠慮願う事もあると思います。
午前中、田彦に現調に行った後、午後は湯崎の手直しの立会。
キッチンのフードの高さが若干低かったので換気扇を交換した。
きれいに納まってスッキリ。
午後は結構気温は高かったはずだが、内部に入ると意外に涼しい。
M邸はオール真壁なので、断熱材は壁で10㎏のグラスウール50mm。
今時の住宅の半分の断熱材しか入らなかったのだが、
それでも涼しいのは風通しの良さと内部の空立米の大きさか。
それとも外壁の漆喰や板貼りが蓄熱しないためなのか。
いずれにせよ、せっかくなので、この涼しさをアピールしようと、
8月の猛暑時にオープンハウスをしてもらうことになった（笑）。
（施工：柳橋建設）
階段からの見下ろし。
大きな屋根の下に、2階のデスクスペースから玄関～LD～キッチンまで、
連続しているのがよく分かる。
玄関とLDとの間には将来建具が入るように敷居・鴨居が入っている。
ダイニングは天井が高く空間が大きいので、大きな空間に合うような大きなテーブルをと、
柳橋建設に檜の厚板をつないでもらって大テーブルを製作してもらったが、
かなり・・・でかい(笑)。
M邸の場合、延床面積はU邸と同じ約38坪。
そして、U邸と同じように、個室より家族みんなのスペースを優先している。
その結果として、玄関やLDはかなり空間が大きくなり、実際の床面積以上に大きな家に感じる。
玄関を入ると杉板を貼った階段が目に入る。
漆喰塗りの真壁や無垢の杉板に馴染むように階段と階段下の収納の図面を描いたつもりだが、
うまく馴染んでいるだろうか？
収納扉は外壁の杉板が余っていたので(笑)、その端材を有効利用。
階段のナナメの線と扉の枠の横線が喧嘩しないように、
階段下に杉板横貼りとして扉の存在を出来るだけ消している。
こう書くと、いかにも段取りよろしくしっかり考えていたかのように思われるかもしれないが、
実際は現場に入ってから、その場その場で現物見ながら考えて、
大工さんと打合せしながらその場でスケッチを書いて指示している場合が多い。
設計している時はどうするか迷っていたところも、
現場見ながらの方が考えやすく、統合されたデザインをしやすい気がしている。
当然、現場の大工さんにはいつも迷惑をかけることになるのだが。
湯崎のM邸は引っ越し後約2ヶ月経ち、だんだん中も落ち着いてきた感じ。
まだ多少手直しするところがあるが、来週にはそれも完了する・・・・はず。
写真はキッチンとダイニングを分ける引き戸。ポリカーボネート板で作ってある。
ガラスに比べて安っぽくならないか？と不安だったが、
逆にガラスよりかなり軽量で使い勝手が良い。若干表面の細かな傷が付く恐れもあるが、
それを考慮さえすれば、他に色々使えそうな可能性のある材料かもしれない。
使い方次第で野暮ったくなる気もするが・・・。
なにより光がゆらぐ感じが良い。ここのキッチンは北向きで直接光は入らず天空光だけなので、
建具が入っていない状態でも光は優しく、かつ明るさは十分あるが、
ポリカ引き戸を閉めると印象がガラリと変わるのが良い。
これなら不意の来客時に、引き戸を閉めれば明るいままで、
少々キッチンが片付いていなくても全くノープロブレム(笑)。
そう言えば、薪小屋も完成。
3間×1.25間の大きさがあるので、
薪を小屋一杯にすれば約3年分の薪がストック出来るが、
自転車が雨に濡れないように、
片隅は自転車置き場にして欲しい、自転車乗りのボクとしては(笑)。