住まいの中のスペースはどれも一つ一つ大事なスペースであって、
優先順位を付けることは難しいのだが、
それでも予算の関係上、どうしても規模を縮小しないといけない場合もある。
そんな場合でも、食事のスペース、つまりダイニングとキッチンは、
最優先で考える。これらに必要なスペースは必ず取る。
建築の善し悪しは「基本設計」で決まると言ってもいいと思う。
その基本設計の一番メインの作業がプランを確定すること。
一言でプラン確定と言っても、
プランを決めるには様々な要素がある。
周辺環境を含めた敷地条件、家族構成、総予算、
使い勝手はもちろん設備や仕上げ、開口部まで考えておかないと、
基本設計はまとまったことにならない。
そんな中でも「食」のスペースはいまの住まいの中では、
最も大事なスペースだと、漠然と考えていたのだが・・・、
この前、何かのTV番組(NHKだったか?)で、
「人に良いと書いて食という字になる」と聞いて、
あぁなるほどなぁ、と思った。まさにその通り。
食事をつくる、食べる、片付ける、という、
「食」のスペースを考えることは、
基本設計の中でも重要な課題なんだと思う。
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