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東大野G邸－外構工事とお宅拝見

夕方、城東の日建学院に行く前に、東大野に立ち寄る。

毎週日曜と水曜の17時半から1時間程度、日建学院の一級・学科に時間を取られるのが、

最近はなかなか厳しい状況・・・。

 

外では外構工事の途中。道路際のRC塀が出来上がり、

これから駐車場の土間コンクリートを打設するところ。

土間コンが出来上がると、ようやく工事も完了となる。

 

今日東大野へ行った目的は、外構の状況確認ではなく、

スキフロ2のご家族にG邸を見て頂くため。

内部の説明は、ボクがするより実際に住んでいる方から聞いた方が、

聞く方もリアリティを感じられるはずなので、ほとんどG邸ご夫婦にお任せ・・・。

お二人とも説明の練習をしたのか？と思うほど、説明っぷりが板に付いており、

水回りの使い勝手やら動線、材料選定、設計の進み方に至るまで、

たっぷりと説明して頂いたので、聞く方はかなりイメージが膨らんだはず。

ただ、あまり膨らみすぎると予算も膨らむので心配なのだが・・・。

 

ボクはというと、リビングで子どもたちと遊んでいただけなので、

仕事で行ったんだか遊びに行ったんだか分からない（笑）。

とりあえず・・・、庭に太い玉切り済みの薪があったので、

明日それを少しもらって薪割り機の能力確認をする事になった。

　

　

プランFIX・・・スキフロ2＆千波町S邸

現在、基本設計中の「スキップフロアでつながる住まい2」と「千波町S邸」のプランが、

今週の打合せでほぼ決定した。

この2つの住まいは当初、薪ストーブを入れる予定は無かったはずだったが・・・、

結局、2つとも煙突が付くことに(笑)。別にボクが薦めた訳でも無く(笑)。

やはり、打合せをU邸でしているうちに欲しくなってくるらしい。

 

薪ストーブに関しては、メリットもあればデメリットもあるので、

導入に関しては慎重に検討して欲しいと思う。

 

メリットは、

・暖房器具としては最も暖かい
・住まいの中に火があり人が集まる
・料理にも使える
・インテリア要素になる
・湿度が下がるので木造の建物が長持ちする
・薪ストーブユーザーのつながりが出来る
・お酒が美味しい(笑)
・カーボンオフセットによりエコロジーに貢献出来る

あたりか。一方デメリットは、

・薪集め、薪割という薪作り作業が重労働
・暖まるのに時間がかかる
・薪置場が必要
・触ると火傷をする
・ストーブ廻りが薪や灰で汚れる

というところ。薪ストーブに火を入れる事自体は女性にも簡単に出来る事なので、

やはり薪作りを男手が出来るかどうか、導入の分かれ目になる。

薪割も、大変だと思うか、楽しいと思うかは受け取る側の人次第。

どうせやるなら楽しくやれれば良いと思う。

 

実際に薪ストーブを使っているユーザーのボクとしては、

・忙しい人にこそ、薪ストーブを使って欲しい

・サラリーマンには無理なんて、考える前から諦めないで欲しい

という事を付け加えておきたい。

　

　

スキフロ2－パース作成

今日はスキップフロアでつながる住まい2（もちろん1はU邸(笑)）の打合せ。

前回の打合せでスキップフロアのプランの骨格は見えていたので、

今日はそれを具体的なプランに反映した資料で打合せ。

 

スキップの主旨はダイニングキッチンとリビングをスキップさせて、

ゆるやかに繋げながら、リビングの床下に子どもの遊び場を作ろうとしたこと。

ダイニング・キッチンからは床下空間が繋がっているので、

お母さんの目線から子どもたちが良く見える。

子どもたちの気配を親が感じられる住まいになると思う。

 

スキップする場合、外観にそれをどう表現するか、が課題になる。

床レベルや窓の高さが揃わないので、ヘタすると非常に不細工な住まいになるが・・・、

外壁はダークブラウンのガルバリウム鋼板。

これに、そのうち煙突が・・・付く・・・はず・・・(笑)。

スキップには薪ストーブは必需品なので(笑)。

 

外観パースは施主夫妻も気に入ってくれた様子で、

細部の修正はあるが、方向性はおおむね見えてきたと思う。

　

　

打合せ日和

午前中、久しぶりに千波町S邸の打合せ。

前回までのプランをベースに建築本体の工事費概算を提示した。

現状での金額が把握出来た事はもちろん、

内訳を出来るだけ明確にした事で施主の不安が解消されたので良かった。

 

概算を出すこと自体手間はかかるが、逆の立場になってみれば、

総工事費が設計が終わらないと出てこない事が、

設計事務所に依頼する場合の最大の不安要素であることは事実だと思うので、

早めの段階で概算でも良いから、金額の目標値として概算を出す事は設計手法としては有効。

出来れば初回プレゼンで概算もセットで出して、

その金額を目標値として基本設計を進めた上で、実施設計の目標値に出来れば、

設計の質の向上にも繋がるはずなので、

まずは概算のフォーマットの見直しあたりから手をつけたい。

 

午後は「スキップフロアでつながる住まい」の打合せ。

と言っても、今日の打合せでスキップにする事が決まったのだが・・・。

住まいの中での家族のコミュニケーションを優先した結果としてスキップに落ち着いた。

1階にDK＋水回り、M2階にリビング、2階は個室系。

スペース的にもU邸サイズなので、打合せ時にスペースの広さを伝えやすい。

そして現在、ストーブを入れるかどうか検討中なので、気温も低いし、

簡単に、ごくごく簡単に焚き方の実演をした。

いかに薪ストーブが扱いやすいか、十分伝えられたと思うので、

次回のプランにはストーブの位置も検討したい。

 

夕方からは大みか町A邸の打合せで、仕上げや造作、設備機器などの確認。

こちらも現場が始まっているので、細部まで打合せを行う。

このあたりまで来るとさすがに喋り疲れてきた・・・。

　

こうして、一日3つの打合せが無事修了。