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大みか町A邸－引き渡し

本日14時よりA邸の引き渡し。設計2ヶ月、工事5ヶ月の短期スケジュールだったが、

なんとか無事引き渡しを迎えることが出来た。

まだ外回りの工事はウッドデッキくらいしか出来ておらず、これから外構工事が始まるので、

完成までにあとひと月ほどかかりますが、兎にも角にもおめでとうございます。

　

　

大みか町A邸－完了検査

10時より建築基準法上の完了検査。

たとえ10時に日立に行く事があっても8時前にいったん笠間の事務所へ行き、

ひと仕事してから現場へ行く事にしている。

笠間に事務所があると、県内全域へ移動しやすいので、

笠間から大みか町まで正味40分ちょっと（笑）。

 

完了検査というと大げさだが、10分程度で終わる簡単な検査。

換気扇や給気口、火災警報機、階段やバルコニーに手摺が付いているかどうか、

火気使用室がある場合（ボクの設計はある場合が多い（笑））周囲の仕上は不燃材かどうか、

ロフトの天井高さが1,400mm以内になっているかどうか、

その他あくまで目視出来る事の確認で、

むしろ一番大事な検査事項は建物の配置が図面通りかどうか。

住宅は、建物内部については家族という特定の人が使う建物なので、

基準法上もたいそうなチェック項目は無いが、

配置が変わると、隣近所に対する影響が変わるので、配置のチェックだけは厳しい。

今日もいつも通り無事10分程度で終了。

 

終わって一通り写真を撮っていると（相変わらずGX100の調子は最悪だが）、

蓄熱暖房機が入っている。

重さは300㎏超。ストーブが200㎏なのでいかに重いか。

内部に煉瓦が入っているので見た目よりかなり重量がある。

 

蓄熱暖房は、深夜電力を使う暖房器具なので、オール電化の住宅に相性が良く、

日中から夜にかけてゆっくり放熱するので、昼間人がいる住宅にはお薦め。

ただ23時～翌朝7時までは蓄熱タイムなので、

ボクのような夜遅い人間には不向きかもしれない（苦笑）。

 

今日の完了検査で、残すところあと長期優良住宅の完了届のみ。

設計が始まったのが昨年8月からで10月から着工と、

今までに無い短期間の設計だったので、無事竣工を迎えられてひと安心・・・。

これも施主家族と工務店、その他関係者の協力があっての成果だと思う。

みなさま、お疲れさまでした。残りの外構ももうひと頑張り・・・。

　

　

大みか町A邸－クロス貼り

今月末の引き渡しに向け、仕上工事も急ピッチ。

１階の一部分を除き、クロス貼りも終了し、

来週早々に電気工事も終わりそうなので、

あとはカーテンと外構を残すのみ。

　

　

大みか町A邸－足場撤去

今日16時から現場で打合せが入っていたので、

今週は現場へ行くのに少し間が空いてしまっていた。

前回の打合せでクロスまで全て決まったので、あとは現場の職人さんたちの頑張り次第。

いつの間にか足場がバラされているが、どちらかというと・・・、

足場より、交通標識をバラしたい感じがする(笑)。

 

打合せでは、残った造作や、外構、ブラインドの件など以外に、

一番大事な件は引き渡し日。造作がかなり多いので、

さすがの名匠さんも工期が若干延びぎみ。

幸い、長期優良住宅の申請が1ヶ月伸びたので、申請上は問題無いが、

どうも、オープンハウスの開催が厳しい模様・・・。

 

ブラインドについては、市街地でのプライバシー確保のためにプリーツスクリーン中心に変更。

発注先は・・・いつもの40％オフの某所へ(笑)。

　

　

大みか町A邸－外壁タイル貼り完了

午後からASJで打合せの後、大みか町の現場へ。ちょうど今日、タイル貼りが完了。

外回りの色は、外壁の白いタイルと屋根瓦のダークブラウンに合わせて、

屋根の破風や雨樋などを白、

玄関ポーチやバルコニー手摺にわずかに出てくる木部をダークブラウンとして統一している。

 

内部では和室の造作が佳境。

所狭しと造作に使う檜がこれでもかというくらい並んでいた。

和室が終わると、ここの木工事も完了なので、

いよいよ・・・焚き付け用の木っ端を集められる現場が無くなってきた（笑）。

　

　

大みか町A邸－外壁タイル貼り

順調に外壁のタイルが貼られている。

タイルはINAXのベルパーチ。

木造の住まいといえども、タイルを貼る以上はタイルらしいデザインがあるはずで、

煉瓦を積むのであれば馬目地にしないと積み方が安定しないわけだが、

タイルは貼るだけなのであえて馬目地にする必要はなく、

芋目地にしてグリッド状に見せるか、横ラインを強調するか・・・。

ベルパーチは乾式で縦目地が突き付けになり目立たないので、当然横ライン勝ち。

今回はその横ラインをさらに出すためにタイルに横リブが入っているタイプを使用している。

写真は南面なので大きな掃き出し窓があるが、

ファサード道路側の北面は極力開口部を絞り、壁面強調にしている。

　

　

大みか町A邸－フローリング貼り

こちらは棟梁二人で作業中。

フローリングは全てサクラ。サクラ本来の色味はもっと白っぽいのだが、

どちらかと言うとこちらの赤みがかっている方がサクラらしい。

もちろん塗装品。

2階の方はあまり難しいところもなく設計の積み残しもあまりないので、

2階を作業中の棟梁とは、いつも打合せすることはないが、

1階は細かなところを打合せしないといけないところが多々ある。

今日は階段まわりの天井や回縁の納め方、

リビング壁のニッチの寸法や高さ、電気のスイッチとの取り合いなどを調整。

階段の上がり初めのところの引き出しがうまく納まらないので再度図面化して調整・・・。

 

帰り道、もう真っ暗になってしまったが田彦の現場にも寄り、進捗を確認。

年内の基礎コン打ちまではちょっと厳しいか・・・。

　

　

大みか町A邸－内装下地

断熱材貼りや電気の配線も終了し、内装下地のPBを貼り始めている。

こういう段階の写真を撮っても、ビジュアル的には全く面白くないかもしれない(笑)。

 

これだけ現場のピッチが速いもの全て、長期優良住宅の補助金申請のためなのだが、

案の定というか・・・、それ見たことかというか・・・、

申請期間の延長が先月20日に発表された。

これによって、今までは何でもかんでも1月末までに現場を仕上げて、

2月10日までに実績報告をしないといけなかったが、

今頃になって1ヶ月延長されている。

 

そもそも仕事というのは期限が必ずあって（期限が無いのは単なる趣味）、

その期限を守るために、現場は苦労している訳だが、

国はそんな事はお構いなしのようで・・・。

　

　

大みか町A邸－断熱工事

先週木曜日にJIOの躯体検査も終わり、既に断熱材も貼り始まっている。

天井の上に敷き込んであるのは長期優良仕様の断熱材。

ぱっと見、ベッドのようで、これだけの断熱材を敷き込めば十分過ぎるくらい。

逆に断熱材がこれだけ厚いと、電気屋さんが仕事しにくそうに見える。

ちょうど電気屋さんが配線の作業中だったので、

コンセントやスイッチ、照明のスイッチの位置を確認し、

設計の時には気がつかなかった配線も追加でお願いする。

　

　

大みか町A邸－躯体チェック

進捗具合からするとそろそろ筋交いが全て入っている頃なので現場へ行ってみると、

やはりちょうど完了したところ。

2階から順に一本一本、筋交いの位置、上下の方向、金物の取り付けなど、全数チェック。

1階で1箇所、ダブルのところがシングルになっていたが、

よく見ると、傍らに外した間柱とこれから入れる筋交いがあった。

ベテランの大工さんたちなので間違うはずも無く、全部OK。

雨だったので、外回りの構造用面材（ダイライト）の釘の状況が見られなかったが、

次に現場に来た時でも間に合うので後回しにする。

　

先日、課題が出た神棚の位置をどこにするか、現場で考えていたが答えは出ず・・・。

この手の課題になると、まだボク自身がセオリーを完璧に理解していないので、

なかなか答が見つからない状況になる。

やはりこういう時は大工さんに相談する方が良いのかもしれない。