宇津建築設計事務所blog－公式ブログのバックアップ用サイト

耐震強度偽装事件 vol.1

一昨日のニュースで耐震強度偽装事件絡みでまた新しい問題がでました。 http://www.asahi.com/national/update/1227/TKY200612270340.html 「新築マンション調査、７パーセントで強度不足か　国交省」 この耐震強度偽装問題って、一般の人には非常に分かりにくい問題です。問題の根っ子が深く、複雑に絡み合った問題なので。姉歯元建築士だけでなく建築業界全体の問題ですからね。建築業界はこれを機会にこういう問題が起こらないように体質改善しないといけないと思います。でないとまた事件が繰り返されますから。 上の記事の中にも興味深い内容がいくつかあります。 ・調査を行った「国交省外郭団体の日本建築防災協会」とはいかなる団体なのか？どの程度の技術力を持った団体なのか。 ・調査、再計算はどのように行われたのか。 など。それ以外にも、一般の人にとっては、そもそも「耐震強度」ってなんなの？「基準１」ってどの程度の地震に対して安全なの？とか、分からないこと満載ですよね。 ということで、この問題に関しては、これから一つ一つ一般の人に分かるように、なぜこのような問題が起きるのか、解説していきたいと思ってます。それによって建築士の役割も分かってもらえると思います。

事務所CI

既にSite方にも左上に入れていますが、事務所のCIが出来ました(上の絵は解像度がだいぶ低いですが)。デザインはSiteを製作して頂いたデザイナーさんにお願いしました。ボクの方から「こんなんどう？」とアイデアを出して、それを元に非常に綺麗にまとめて頂きました。ありがとうございます。 これから名刺や封筒、もちろん図面(図面はモノクロですが）にも入れたいと思ってます。あ、看板も作りたいな。 事務所名の右の「ふにゃ」は平仮名で「うつ」を表してます。って誰でも分かるか・・・。 ただ、まだ色でちょっと迷ってます。色あいとしては緑っぽい方が渋くて良いような気もします。

平成１８年一級建築士試験の結果

先日19日に今年の一級建築士試験の結果が発表になりました。http://www.jaeic.jp/1k-goukakusya.htm 学科試験10.0％、製図試験31.4％、総合では7.4％と非常に狭き門の試験となりました。これも昨年からの耐震強度偽装事件の影響でしょうね。合格したみなさん、おめでとうございます。 茨城県の合格者は74人。少ないなぁ。合格率は全国平均同等です。ボクが教えに行ってる日建学院水戸校の合格率は、もちろんもっと高いですよ。でも高いと言っても喜んでばかりはいられません。残念ながら合格出来なかった生徒さんたちもたくさんいますから。来年はもっとたくさん合格して欲しいものです。 しかし一方で、試験に合格さえすれば良いのか？という疑問もあります。ボクはこの一級建築士試験のトレーニングを通じて、単に試験に合格するだけでなく、生徒さんたちにもっと深く、建築の知識・見識を身に付けてもらい、真に社会のために働ける建築士なってもらいと考えています。そのためにはどういう講義を行えば良いのか、常にそんなことを考えて講義をしてます。一人でも多くの優秀な一級建築士が増えるように。

仕事納め

今年の12月はかなりバタバタしたこともあって、未だに年末の所用が終わっていません。一応仕事の方は明日で一段落しそうなので、12月28日から1月3日まで事務所は休みにしようと思います。休み中に所用の残務処理をします。でもブログは休まないかな？ 29日からは長男を使って事務所のレイアウトの変更＆大掃除。なにしろ長男の中学校は28日まで冬期講習があるらしいです。学校の先生も大変ですね。 年明けには少しイメチェンした事務所（もちろん室内だけ）になっていると思います。今の事務所のレイアウトは少し使い勝手が悪いので。打合せテーブルも探しているのですが、なかなか気に入ったモノが見つかりません。もうどこかにオーダーしようかな・・・。県内に良いオーダー家具屋さんってないかなぁ。

プロフィール

宇津義和 プロフィール 茨城県笠間市（旧笠間市）出身 管理建築士 1965年 茨城県笠間市生まれ 1984年 県立下館第一高等学校卒業 1989年 信州大学工学部建築工学科卒業 1989年 (株)類設計室入社　大阪事務所勤務 1991年 一級建築士取得 2005年 宇津建築設計事務所開設 　　　　　日建学院水戸校非常勤講師（一級建築士） 2007年 水戸日建工科専門学校非常勤講師（住環境工学） ○一級建築士（大臣）登録第280574号 ○一級建築士事務所（茨城県）知事登録第A3069(1704)号 茨城県建築士事務所協会会員 　現在、本業の設計以外に非常勤講師を二つ担当しています。 一つは日建学院という一級建築士を取るための資格学校、 もう一つは水戸日建工科専門学校という専門学校です。 　日建学院は、大手設計事務所勤務時代の技術、実績を活かして、 一人でも多くの優秀な一級建築士が県内に増えることを願って、 学科及び製図を厳しく指導しています。 　また、水戸日建工科専門学校の方では「環境工学」を担当し、 日照、通風、断熱や温熱環境、音、色彩といった住まいの環境に関する分野を指導しています。 専門学校生というまだ建築を学び始めて間もない学生たちに、 自分の日常の設計業務を通じて感じていることを元に、 出来るだけ彼らの実感を伴う講義を行い、建築により興味が持て、 楽しく建築を学べるように心がけ、そして反対に、 講義の内容を設計業務にフィードバックすることで、 質の高い設計が出来ると考えて、講師を引き受けています。 　

ブログタイトル

ようやく本日よりブログをスタートすることになりました。1回目って何を書けば良いのか・・・。とりあえず、初めにこのブログのタイトルの説明を少しだけ。 ボクはこのブログで、一級建築士として日々考えている事や疑問に思う事、これから住宅を建てようとお考えの建主様に知って欲しい事などを発信していこうと考えています。ですから「あれこれ思いを巡らせ、考え、物事をさまざまな角度から検討する」という意味の「千思万考(せんしばんこう)」というタイトルを付けました。でもこれではちょっと固い・・・。 そこで同じ音の「千紫万紅」としました。「千紫万紅」とは「色とりどりの花が美しく咲いているさま」を表しています。艶やかな花々が咲き乱れているが如く、読んでくださる方に有益な情報が豊富にある、そんなブログにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。