一昨日のニュースで耐震強度偽装事件絡みでまた新しい問題がでました。
http://www.asahi.com/national/update/1227/TKY200612270340.html
「新築マンション調査、7パーセントで強度不足か 国交省」
この耐震強度偽装問題って、一般の人には非常に分かりにくい問題です。問題の根っ子が深く、複雑に絡み合った問題なので。姉歯元建築士だけでなく建築業界全体の問題ですからね。建築業界はこれを機会にこういう問題が起こらないように体質改善しないといけないと思います。でないとまた事件が繰り返されますから。
上の記事の中にも興味深い内容がいくつかあります。
・調査を行った「国交省外郭団体の日本建築防災協会」とはいかなる団体なのか?どの程度の技術力を持った団体なのか。
・調査、再計算はどのように行われたのか。
など。それ以外にも、一般の人にとっては、そもそも「耐震強度」ってなんなの?「基準1」ってどの程度の地震に対して安全なの?とか、分からないこと満載ですよね。
ということで、この問題に関しては、これから一つ一つ一般の人に分かるように、なぜこのような問題が起きるのか、解説していきたいと思ってます。それによって建築士の役割も分かってもらえると思います。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。