笠間駅近くにある木造平家建てを改修中のW邸。
昭和40年代の住宅なので、当然筋交いも入っていたいため、
耐震上の安全性がアップするような改修工事を行っている。
昔の住宅は南側の開口部がやたらと多いため、
構造的なバランスが悪い建物が多く、
バランスを取ろうとすると、どうしても南側に壁を設けないといけなくなって、
窓が従前より小さくなる。
W邸も居間南側の掃き出しサッシが従前は幅9尺あったが、
どうしても6尺に縮めて耐力壁を3尺追加する必要があった。
写真の開口部の右側が追加した壁。
開口部の幅が6尺になったので、6尺全部引き込めるようなサッシに変更したところ、
従前の9尺4枚引き違いの時より、不思議と開放感がある。
壁と壁の間にサッシが出てこないと、幅6尺でも十分開放性がある。
これで庭をもう少し手を加えてあげると、結構良い感じの縁側になる。
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