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今日はスキップフロアでつながる住まい2（もちろん1はU邸(笑)）の打合せ。
前回の打合せでスキップフロアのプランの骨格は見えていたので、
今日はそれを具体的なプランに反映した資料で打合せ。
スキップの主旨はダイニングキッチンとリビングをスキップさせて、
ゆるやかに繋げながら、リビングの床下に子どもの遊び場を作ろうとしたこと。
ダイニング・キッチンからは床下空間が繋がっているので、
お母さんの目線から子どもたちが良く見える。
子どもたちの気配を親が感じられる住まいになると思う。
スキップする場合、外観にそれをどう表現するか、が課題になる。
床レベルや窓の高さが揃わないので、ヘタすると非常に不細工な住まいになるが・・・、
外壁はダークブラウンのガルバリウム鋼板。
これに、そのうち煙突が・・・付く・・・はず・・・(笑)。
スキップには薪ストーブは必需品なので(笑)。
外観パースは施主夫妻も気に入ってくれた様子で、
細部の修正はあるが、方向性はおおむね見えてきたと思う。
内部の大工さんの仕事がほぼ完了した。
厚さ30mmの杉の床板に座る生活スタイルを提案し、
その生活の中心に来るのがこのDKテーブル。長さ4ｍある。
女の子たちが家事のお手伝いをしたり、
食事の用意をしている横でご主人がビールを飲んでいたり(笑)、
ご飯食べ終わってごろんと横になってテレビを見たり(笑)、
柔らかい杉板でしか出来ない生活だと思う。
実際生活を始めれば、多少キッチンの上などにはモノが常駐したり、
テレビ廻りにも色々とモノが置かれるが、
出来るだけ片付けしやすいようにキッチンの裏のパントリーは大きめに作ってある。
工務店からA邸が着工した、と連絡が入ったので、
夕方からの工務店と打合せのついでに現場に立ち寄ってみると、
ちょうど捨てコンクリートを均しているところ。
予定では11月1日に上棟なので、来週半ばに配筋検査、
来週中には基礎コンクリートを打設と、ここもかなりの急ピッチの工事になる。
とりあえず、上棟までに屋根とサッシ、外壁タイルの色を決めたい。
朝から現場で設備屋さんと柳橋社長と打合せ。
システムキッチンもユニットバスも無いので、配管の位置を決めるだけでも大変で、
図面と睨めっこしながらこちらのデザイン的な意図を伝え、
設備屋さんと社長の施工上の意見を取り入れながら一つ一つ決定していく作業は、
時間と労力を必要とするが、これをしないと後で大変な事になるので、
時間を取ってじっくり打合せすることになる。
大工さんたちは引き続き外壁下地の合板貼り。
らせん階段が2間の開口部に半分だけ顔を出しているのがわかる。
屋根の軒天は設計ではケイカル板だったが、
いつも通り「杉板に変えた方がいいんじゃねーか？」と社長が変更してくれた(笑)。
下地の合板を貼っている。
1階の10連窓と、2階の4連窓も下地の枠が入っている。
左の合板がまだ貼られていない部分は和室。
和室の窓はこちら。
ちょうど良いサイズのサッシが無かったので、無目と方立を組み合わせてつくった、
オリジナルのサッシ。ちなみにここの和室は料理教室の試食スペース兼用。
和食メインの料理教室らしくするために、内部からは障子でサッシは見えないようになっている。
ダイニングのサッシも登場。これも無目と方立を入れたオリジナルサッシ。
大きめのFIXで視界の広がり、採光を確保し、通風はオーニングで取っている。
オーニングを2段にしているので、高さが既製品のFIXでは合わないため、
FIXの高さを詰めて高さを揃えている。
この窓がダイニングに2個、左右対称に付くんだから・・・・(笑)。
その他の窓も、普通の引き違い窓なんて2階のベランダに出るところ1つしか無い(笑)。
大工さんたちの中の仕事が一段落し、クロス屋さん、左官屋さんが仕事中。
2階のフリースペース等の個室以外の部分は壁天井とも珪藻土クロス貼り。
建具も枠を含めて白で統一してある。
木部はナチュラルなクリア系の塗装。ナラのフローリングもクリア塗装のものを使っている。
外ではようやく既存の解体も終わり、外構工事が本格スタートしている。
中央に物置、左に自転車置場、右に薪置場というレイアウト。
住まい本体とこれらの附属建屋で中庭をつくるような感じになった。
大安吉日の本日10時より常磐神社の神主さんにより地鎮祭が執り行われた。
住宅の地鎮祭では初めてテントと椅子が用意され、
そして設計者が鎌入れ（砂山の上の草を刈り取る）をするという本格的な地鎮祭。
イマドキの住宅の地鎮祭なんて設計者不在の方が多いはずなので、
鎌入れすること自体、非常に久しぶり。
現場につくと、現場担当者は・・・どこか見覚えのある人。
3年前に日建学院で一級建築士を取得した人で、2年前に転職したとのこと。
直接、ボクの担当するクラスではなかったが、それでもやっぱり合格者と偶然会えるのは嬉しい。
「先生に迷惑かけないように頑張ります！」と宣言してくれたのがとても心強い(笑)。
今日は午後から薪ストーブの煙突を屋根に設置する予定だったのだが・・・、
夕方現場に行くと屋根も全て葺き終わっている。
現場にいた板金屋さんは総勢4名。そりゃ終わるはず。
最終的に煙突は2階の屋根より600mm上まで伸ばすが、
長さ的に自立は出来ないので、2階の外壁からサポートの部材が出てくるため、
外壁が貼っていない状態の今の姿は雨が入らないようにしているだけ。
屋根材はサンプルで見たより明るいシルバーで、ほとんどサッシの色と同じような感じ。
これなら色としてはOK。
とにかく、年内引越に合わせて急ピッチで現場が動いているので、
後手を踏まないように監理しないといけない。
今週ずっと天気が悪いため「洗濯物が乾かないのでストーブを焚こうかしら」と、
嫁さんから嬉しいオファーがあったので、朝からストーブに火を入れた。今シーズンの初焚き。
写真は焚き始めて30分くらいしたところで、ケヤキもしっかり燃えている。
ケヤキは近くの大地主さん所有の林にゴロゴロしていたものを、
ボクが自分で玉切りして割った薪なので、
こうして自分で汗をかいて割った薪が燃えているところを見るとちょっと感動・・・。
腰が筋肉痛になりながら割った甲斐があったというもの。
相変わらずネスターマーティンの炎は美しく、
相変わらず薪ストーブを入れたいと言う相談も多いので、12月くらいの寒い時期になったら、
薪ストーブを考えている人向けにオープンハウスをしたい。
ひとシーズン自分で薪ストーブを使ってみて、
色々と薪ストーブの良いところや苦労するところを伝えられると思うので。