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ネスターマーティンに関するお問い合わせ

以前より、ネスターマーティンに関するお問い合わせを多く頂くので、今までの質疑応答をまとめておきたい。ただ、ボクは薪ストーブのプロでもないし、ネスターマーティンS43しか使った事が無いので、ネスターの導入を検討される方の参考になるかどうかは分かりません・・・。

Q．ネスターマーティンを選択するに当たっての注意点は？

A．気密性の高いストーブなので、専用の給気導入を確保した方が良いと思います。家の中で換気扇を使用している時には家の中が負圧になるので、扉を開けた時、煙が逆流する恐れがあります。それからどうしても扉が大きい分、開けた時、熾火がこぼれ落ちたりするので、炉台の大きさは十分確保した方が良いでしょう。

Q．煙突はまっすぐじゃないと扉をあけたときに煙が室内に入るか？

A．ネスターの一番の弱点だと思います。炎を美しく見せるためにガラス面を大きくし、なおかつ、ネスターは取り入れた空気をガラス面沿いに下ろす事で、燃焼効率を向上させているので、逆にそれが扉を開けるときのデメリットになっています。それについてはユーザー側で注意するしかないと思います。ネスターについては極力煙突は真っ直ぐにした方が良いと思います。

Q．煙や煤、臭いが気にならないか？

A．使い方次第です。通常使用であれば焚き付け時の30分程度、多少煙が出る程度で、特に近所の住宅から苦情が出た事はありません。ちなみに我が家は住宅地に建っています。

Q．メンテナンスや耐久性はどうか？
触媒を使っていないので、メンテナンスに手がかかる事はありません。耐久性はまだ使い始めて間もないので、正直よくわかりません。

Q．暖房可能な面積はどれくらいか？

A．S43で35坪前後ではないでしょうか？暖かさについてはデファイアントあたりの方が勝っていると思います。

 

 

東大野G邸－家具選び

久しぶりのG邸。残工事も進み、来週から外構工事に入る。

今日はダイニングに使う椅子の検査（笑）。

テーブルは柳橋建設製作のタモのテーブル。長さ2,100mmの特大テーブル。

基本的に全て特大になる、G邸の場合（笑）。

椅子は小泉誠デザインのUUチェア。

非常に座り心地が良く、デザインもきれいでなおかつ軽いのでグッドチョイス。

 

手前3脚はレザー黒、奥3脚はウッドノート黒3脚という配置になっているが、

問題は・・・頼んだウッドノート黒が生地のサンプルとは全然色が違って、

黒というより茶色だった事で、手前のレザーとかなり質感、色味が異なっている。

ホームシックの担当もサンプルとずいぶん違う事は認識出来ているようなので、

交換してもいいらしく、そのあたりをどうすべきか相談に乗ってくれと電話があったので、

夕方、日建学院に行く前に急遽訪問となった。

 

ボクとしては・・・必然性の無い限り椅子のデザイン、色を半々にするのはNGかな？と思うので、

どちらの色、素材感でも良い感じになると思うが、6脚全て同じにする事をお薦めした。

それにしても良い椅子はやっぱり座り心地が良い・・・。

　

　

高場Y邸－初回プレゼン

昨年より土地探しのお手伝いをしていたY邸の初回プレゼン。

希望通り、ひたちなか市高場で土地も決まり、

先週、その土地の契約が済んだので、ローンの手続きなども考えて、

早速その土地でのプラン作成となった。

敷地は、前面道路が北道路で、形状は南北に細長く、なおかつ少し不整形な部分もあるという、

一般的にはプランニングの難しい土地だが、購入検討段階でざっとプラン検討していたため、

すっきりとしたプラン、デザインの提案がスムーズに出来たと思う。

外部の柱が並んでいるところは自転車置場。

施主は現在自転車通勤中なので、自転車置場は必需品。

元・自転車ツーキニストのボクとしても必需品になる（笑）。

 

提案は非常に喜んで頂けたので、年内竣工目指して早速設計をスタートする事になった。

　

　

雪景色

昨年の冬は見られなかった雪景色。アオダモもヤシオも雪化粧が良く似合う。

この後、子どもたちはせっせと雪だるまづくり（笑）。

 

で、こんな寒い日は絶好のストーブ日和なわけで、

灰があふれんばかりに燃えている・・・。

　

　

大みか町A邸－クロス貼り

今月末の引き渡しに向け、仕上工事も急ピッチ。

１階の一部分を除き、クロス貼りも終了し、

来週早々に電気工事も終わりそうなので、

あとはカーテンと外構を残すのみ。

　

　

田彦F邸－PB貼り

午後から田彦の現場で打合せ。

現場はいたって順調で、天井の断熱材の敷き込み、PB貼りもほぼ終わっている。

電気工事もコンセントやスイッチのボックスが取り付けられていたので、位置を確認。

変更としては、

・ロフトにエアコン用の電源追加

・夫婦の寝室に各々とロフトにテレビコンセント追加

 

その他、外壁のキシラの色はオリーブで決定。

ストーブの機種もネスターの最新機種、C43で決定。かなりカッコいいストーブ。

仕事も手につかないほど悩んだ甲斐があったようだ（笑）。

 

フローリングはオーク。無節が見事にきれい。

忘れてはいけない決定事項はLDKの漆喰塗り。

施主施工を目論んでいたようだったが、

関係者一同の大反対により無事左官屋さんにお願いする事になった（笑）。

　

　

北葉山S邸－地鎮祭

千波町S邸改め、北葉山S邸の地鎮祭。

よく考えてみると、U邸も千波町U邸ではなく字名を使っているので、同仕様へ変更。

大安吉日の本日、粉雪舞う中、地鎮祭・・・。とにかく寒かった・・・。

見積も目処が立ち、確認申請も先週下りたので、

最終の見積チェック後、工事請負契約を結んでいただき、

3月から工事に入る予定。

 

本日はおめでとうございました。

　

　

太陽光発電を使わない理由

オープンハウスに申し込み頂いた方から、

「なぜ建築家は太陽光発電を使わないのか」という、とても興味のある質問を頂いたので、

他の設計事務所がなぜ使わないかは分からないが、ボクが採用しない理由を書いておきたい。

 

・昼間の発電は売電するだけ。

　現在、ボクの設計している住まいは40歳以下の若い方の住まいが多く、

　夫婦とも昼間働いている（もしくは働く予定）方がほとんどで、

　仮に太陽光で発電したとしても、昼間は住まいの中の電気使用量も少ないし、

　そもそも、夫婦ともに外で働いているので人が居ない。

　電気を使わないのに、なぜ発電の必要があるのか？

・蓄電出来ない。

　昼間の発電分を使わないのであれば、貯めることは出来ないのか？と考えるのが普通だが、

　今のところ、家庭レベルで蓄電出来るシステムは皆無。

　将来的に、家庭で蓄電出来るようになれば、太陽光発電も使えるものになるはず。

・ペイしない

　ナニワの商人的には（笑）、「判断は損得」であって、ペイしないものは一切NG。

　リフォームなど場合、太陽光発電購入費用をローン組ませて購入させる手法があるが、

　結局、売電の売り上げでローン返済するだけで、無事15年で完済しても、

　手元にいったい何が残る？

 

結局、モノが売れない時代、需要が無い時代に、供給者側の論理だけで作られた、

エセ・エコ商品でしか無いと言わざるを得ないのが現状の太陽光発電で、

そもそも、太陽光という熱エネルギーをわざわざ電気に変えても、

照明に使える電気などほんの僅か。

だからと言ってそれをまた、エアコンその他の暖房に使うとなると、

電気を再度熱エネルギーに変えることになり、発想そのものが無駄で、理解出来ない・・・。

それならいっそ、昔よく見かけた太陽熱温水器の方が遙かに理にかなっているはず。

論理的に、筋の通らないモノを使う気にはならないので、

今のところ、太陽光発電を積極的に使おうとは思わない。

 

余談になるが、工務店やハウスメーカーがさかんに太陽光発電を進める理由としては、

彼らの環境への取り組みは機械仕掛けの手法で、

24時間換気やら、ソーラーなんとかやら、その最たるモノが太陽光発電。

ボクはもっと自然循環的な手法・・・、通風や日照・採光をメインに考えたい。

考えるのがボクの仕事であって、

モノを売ってメーカーからのバックマージンをもらうのがボクの仕事ではないので。

　

　

平須町K邸～オープンハウスのお知らせ～

ご家族のご厚意により、平須町K邸のオープンハウスが開催出来ることになりましたので、

先行してご案内します。

駐車場に限りがありますので予約制とさせて頂きます。ご了承ください。

 

「平須町K邸－ みんながキッチンに集まる住まい」

 

設計：宇津建築設計事務所　施工：ASJ水戸スタジオ（葵建設工業）

日時：3月13日（土）10:00～17:00

場所：水戸市平須町

見学時間：①10:00～11:00、②11:30～12:30、③13:00～14:00、

　　　　　　　④14:30～15:30、⑤16:00～17:00　各回2組

 

4間×4間のけして大きくはない住まいに、

家族がいつも集まるダイニングキッチンをつくっています。

大きな吹抜の下には薪ストーブ（SCAN CI-10GLcb）が置かれ、

家族みんなを暖かく包んでくれる住まいです。

 

なお、翌日3月14日（日）はASJ水戸スタジオの完成見学会が予定されておりますので、

ASJ会員の方は水戸スタジオへご予約ください。

 

申し込みはボク宛にメールかFAXでお願いします。

[email protected]　または　0296-72-7690(FAX)

連絡に際して、住所、氏名、電話番号、参加人数、見学希望時間の明記をお願いします。

追ってこちらから案内図を送付します。

 

ご来場、お待ちしております。

　

　

平須町K邸－塗装工事

内部の木部の塗装完了。

今回使用した塗料はVATONフラット（全艶消し）。

既に再度養生しているので、全て目視した訳ではないが、

薄い膜をつくってくれるので、水のかかる部分にも使えて、

それでいてウレタン塗装ほど艶が無いので、かなりナチュラルな仕上がり。

 

リビングにぽつ～んと立つ丸柱にも手垢がつかないように塗装が必要だが、

間違って艶ツヤになったりすると、昔ながらの磨き丸太に見えかねない。

今回の塗装ならOK。