住宅を新築する際の諸経費のうち、意外と大きな金額になるのが火災保険。
火災保険は建物の構造によって金額が大きく変動する。
もちろん一番燃え難いのは鉄筋コンクリート造や耐火構造の鉄骨造。
一番燃え易いのは板張り木造住宅になる(苦笑)。
これらの構造を燃え難さを基準に級別にしたのが火災保険のA構造~D構造。
木造の住宅は通常C構造扱い。このC構造を基準として、
より外壁が燃えやすい板張りの場合、1ランク下がってD構造、
プレハブメーカー的な仕様だと省令準耐火構造となり、
構造級別はB構造になり保険料は減額になる。
(ただし地震保険はC構造のままなので、正確にはC’構造と呼ぶ)
この、C’構造になると保険料減額なんて、
いかにも住宅業界のプレハブメーカー優遇政策だと思うが、
そう言っても、板張りにしてD構造扱いになったせいで、
保険料が増額になるのは腹が立つので、
板張りでもC構造、C’構造にする方法がないか調べたところ、
U邸のように外壁の下地にダイライトを使う防火認定工法だと、
板張りでもC構造になることが判った。
さらに、階段の裏側にPBを貼ったり、天井をPB12.5mmにすれば、
C’構造も可能。ただし、真壁は不可・・・。
このあたりを考えると、木造で外壁を板張りにする場合、
下地にダイライトを貼って外壁不燃扱いとして、
あとの内部仕上げに関しては自由度を持たせるのが一番妥当と考えられる。
ダイライトの木板外壁の認定番号:PC030BE-0060
(木板仕上げ+ダイライトMS+充填断熱+PB12.5mm)
コメント
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