住設機器とは・・・、
キッチン、バス、洗面化粧台、トイレといった水回りのこと。
住設機器が住宅に占めるコストは非常に大きなものになる。
メーカーの広告でよく「坪○○万円」といったたぐいの、
ローコストを売りにする場合、
必ず床面積は40坪以上、平均で45坪といったところか。
床面積が大きくなっても住設機器の個数は一緒であるから、
坪単価が低くなるのは当たり前。
なぜ水回りが高価になるか。
それは価格をメーカーに決められるから。
水回りは既製品で占められている。
水回りの既製品はコスト的にも厳しいが、
何より設計屋にとって一番厳しいのが、
そのデザイン。
とにかく過剰なデザインが鼻につく。
出来るだけプレーンなデザインのものを使うようにしているが、
やはり予算が許す限り、メーカーものは避けたい。
設計の優先順位としては、
1.キッチン
2.バス
3.洗面
4.トイレ
というところか。
キッチンは絶対にシステムキッチンは使わない。
これは譲れない。
そもそも大工工事+建具工事+板金工事で造ったキッチンの方が、
遙かに使いやすくてコストもかからない。
次は風呂。ユニットバスも避けたい。
洗面のボールなどはどうにでもなるので、
カウンター次第。
悩ましいのはトイレ。便器だけはどうしようもない。
で、また最近、やたらとネオ○ストとか、
過剰設備の最たるモノが人気がある。
あんな過剰設備のどこが良いのか。
なぜフタが自動であく必要があるのか・・・。
もう、いい加減メーカーの言いなりに住まいを考えるのは止めましょう。
もっと自由に考えて良いのですよ、自分の住まいなんだから。
メーカーを儲けさせるために住宅ローン組む必要は無い。
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