U邸の地鎮祭のあとは、つくばでM邸の打合せ。
M邸の建設予定地は笠間だが、現在はつくばの社宅にお住まい。
社宅なのでしょうがないが・・・、非常に風通しが悪そう(苦笑)。
普通は住戸の北側にある屋外廊下側にも窓があるのだが、
その社宅(RC3F建て)は敷地の規模が若干小さめのために、
屋外廊下と北側の隣地境界線までの距離がないので、
採光は全て南側の掃き出し窓から2室採光使いまくり。
法的な採光は取れても、風は全く抜けないので、
夏には奥の部屋はすごい暑さになるらしい。
改めて通風の大切さを学ばせて頂いた(苦笑)。
さて、今回の打合せのサプライズは玄関ポーチを板張りにしたいとのこと。
もちろん壁でなく、床材。
普通、ポーチの床を板張りにしたい、なんて言い出す建て主はいないのだが(苦笑)、
考えてみると、玄関の視認性や、屋内と屋外をつなぐ中間領域、
子どもたちの安全な遊び場など・・・、
いまの設計に欠けていた要素が一気に解決出来るかもしれない。
ただ、耐久性を考えてレッドシダーとかのデッキ材じゃ、
ダークブラウンの焼き杉の外壁材と全く合わない。
風合いだけなら枕木あたりが合いそうだが、踏む感じがしない。
色々議論し、至った結論が使い古した杉足場板。
板を土足で踏む間隔を残しながら、耐久性がそこそこあり、
M邸の素材感に合ったものは足場板しかないだろうと。
早速調べてみると、やっぱりネットでも売っているところもあり、しかも安い。
これは結構使えるかもしれない。
http://www.woodpro21.com/item/13aww3_1g.html
この足場板に、知り合いの工務店がキープしている、
やはり古材の大谷石(なんと600本)を合わせると、
なかなか良い感じの外構になりそう・・・。
お金を出さなくても知恵を出せば、建物ってどんどん良くなりますと、
いつも言ってる割に自分の持ってる価値観に縛られて、
いかに可能性を狭めているか。反省。
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