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K邸－概算チェック

K邸の概算をチェック。ほぼ予算通りでOK。 逆に仕様が高いところがあるので、 使い勝手に応じて仕様ダウンすることになった。 外壁のガルバの色はダークグレーからガルバ色へ変更。 外回りが杉板とガルバ色で統一されたので、 よりまとまった感じがする。 　 （平成21年3月竣工予定：分離発注による直営工事）

U邸－最終パース

御茶園U邸の外壁は検討の結果、 セランガンバツ材という板貼りに決定。 セランガンバツ材、あまり聞き慣れない木材だが、 大規模民間建築などの主にウッドデッキに使われている、 コストパフォーマンスの高いハードウッド。 http://www.wood-deck.net/01hardwood/03batsu/index.html ウッドデッキ材でも、別途実加工をすれば外壁として使える。 http://www.wood-deck.net/01hardwood/honsane/index.html 外壁を板貼りにする場合、デザイン的に気になるのが節。 出来るだけすっきりとマットな質感とするためには、 節がない方がベターなのだが、セラン材はデザイン的にもOK。 外壁防火構造とするために下地が必要になるが、 総合的に判断してセラン材で決定した。 ※3/29追記　実際のセラン材に近い色味にパースを変更。 　 （平成20年10月竣工予定：分離発注による直営工事）

U邸－外壁検討

御茶園U邸の外壁検討。 基本設計時は一旦モルタル掻き落としとしていたが、 http://www.u2sekkei.jp/blog/2008/02/11/#000192 実施設計段階で改めて検討しているところ。 上は板張り、下がガルバリウム鋼板(ダークグレー)。 敷地の法的条件により外壁材は不燃材が必要なため、 板張りの場合は不燃仕様の板材になる。 http://www.rnac.ne.jp/~rinzai/products/product-info/index.html#00 今のところ第一候補はモルタルなのだが、 工期的に厳しいのが難点。 板張りはやはりメンテが十分可能かどうか。 コストパフォーマンスはガルバが一番なのだが、 ガルバ波板はビスが見えてくるのがイマイチと、 それぞれ一長一短有り。

建物の偏心・重心・剛心

建物の構造を考えるとき、 最も基本的なことは建物の偏心を抑えること。 偏心とは、建物の重さの中心と固さの中心のズレ。 重さの中心を重心、固さの中心を剛心という。 （図面の中に「重心」「剛心」と表示） 重心と剛心のズレが大きいほど、 地震時にユレが大きくなり、建物が壊れやすくなる。 一般建築の設計では、 構造事務所にしっかりと構造設計をして貰うので、 「偏心抑えてね」なんて言わなくてもOKだし、 偏心を抑えないと申請も通らないが、 実は、木造住宅の確認申請の場合、 偏心のチェックは無い。 だから、偏心率が15％を超えているような建物でも、 申請が通っているのが現状。 ちなみに、御茶園U邸の偏心率は 1階：X方向8.2％、Y方向7.8％ 2階：X方向9.8％、Y方向4.0％ と、各階各方向全て10％以内に抑えている。 筋交いを考えるとき、 出来るだけ内部の壁には筋交いを入れないようにしているが、 偏心を考慮して、1階トイレの横の壁にダブルの筋交いを配置している。 偏心はプランが決まってからでもある程度は抑えられるが、 やはりプランニング段階から考慮しておくのがベター。 　

確定申告

終了。 今年で3回目なので、 随分慣れた気がする。 まぁ、青色申告の場合、 商工会に持って行けば丁寧に教えてくれるのですごく助かります。 　 　 　

K邸－プランFIX

今日は昼まで一級建築士・法規の講義。 法規の講義は初年度生にとっては非常に難しい・・・。 学科の講義でのボクの仕事は、個々の問題の解説よりも、 どうやって勉強すれば良いかということが中心になるのだが、 特に法規はそのハードルが高い。 建築基準法の概念や構成をしっかり頭に入れる前に、 いきなり個別の問題解いて法令集めくっても、出来るわけがない。 どうやったら試験に受かるのか自分の頭で考える力をつけることは、 日常の仕事においても、 いまの自分の力で出来ない仕事をどうしたらやり遂げる事が出来るのか、 自分の頭で考えることと同じ事。 もっともっと精進して欲しい。 終わってK邸の打合せ。 多少の修正点を残してプランがほぼFIX出来た。 K邸の外壁は杉板＋ガルバ(ダークグレー)貼り。 左のガルバ部分はガレージ、右のガルバ部分が水回り。 玄関はガレージと住まいの間の中庭から入るようになる。 水回りはキッチンと近接させて、家事動線の短縮をしている。 奥さまにもお勤めがあり、朝はとても忙しそうなので、 家事動線の短縮を最優先してプランニングした。 1階のLDK+タタミコーナーは30帖のワンルーム。 子供たちが走り回るのに十分なスペースを確保しているが、 トータルとしては住宅部分で42坪に収まった。 　 これから仕様を仮決めして、一度概算。 4月以降、またまた資材が値上がりするのでコストチェックは欠かせない。

M邸－初回プレゼン

今日はＭ邸の初回提案。 2週間前に一度面談して頂き、計画地のことやご要望をヒアリング出来たので、 たたき台のプランとパースなどを用意して打合せ。 プランのポイントは、 ・北側道路向かいの立派な桜並木との関係。 ・将来、奥様が開業されるパン製造スペースの構成。 ・薪ストーブのある住まい。 の3点。 通常の住まいと異なる点はプライベートな住まいの中に、 開業スペースというパブリックなスペースが入ること。 住まいの中に事務所や作業場、ギャラリー、カフェなど、パブリックなスペースがあると、 住まいが街に対して開かれるので、雰囲気の良い住まいになると思う。 どうしても住まいは閉鎖がちになるので。 住まいは勿論個人の所有物ではあるけれど、 街並み形成の役割上はみんなのモノ。 ひとつひとつの住まいの佇まいが、 街並みを良くもするし悪くもする。 閉鎖的な住まいは街並みの雰囲気も閉鎖的にすると思う。 そして今回はさらに目の前が桜並木。 桜並木に開かれた住まい・・・。 今回の提案、方向性はOKということなので、 来年春竣工目指して、頑張って設計します。 　

U邸－ロフト階

御茶園U邸のロフト部分。2階サニタリーの上部スペースになる。 左上の4.5帖がロフト。天井高さは基準法上1,400mm以内、 DK・子供部屋・玄関上部の吹き抜けと空間としては繋がっている。 子供が自由に遊べる、散らかしても構わないスペースが、 住まいには必要だと思う。 そしてそのスペースは開かれたスペースが良い。

U邸－2階

御茶園U邸2階プラン。 2階はDKとサニタリー、子供部屋。 子供部屋はDK、サニタリーというファミリーのゾーンから半層スキップしている。 12帖のリビングから半層の螺旋状の階段を上がると14帖のDK。 DKは吹き抜けを通じて玄関、リビング、アトリエと空間はひと繋がりになっている。 またここだけは大きめの開口部を設置している。 家族全員のスペースはゆったりと、 個室は着替えと寝るだけの最小限のスペースとしている。 キッチンは2,000×1,400のアイランド。 必要な収納は全て壁面に収納出来るようになっているが、 キッチン下部も4面とも収納可能。 キッチンの隣には家族全員分のクローゼット。 キッチン ←→ クローゼット ←→ サニタリー ←→ バルコニー(物干し)と、 動線を繋げることで、水回りの作業効率を高めている。 子供部屋は3帖、3帖、4帖。 ベッドは造作で対応。下部は収納としている。 子供たちの遊ぶスペースはサニタリー上部のロフト。 子供部屋よりさらに半層スキップしている。 　

U邸－1階

御茶園U邸の1階プラン。 中央の土間でゾーニングし、 パブリックスペースは全て土間の床。 土間中央部分の上部は全層を貫く吹き抜け。 土間の左側は寝室。 意識としては離れ的な扱い。 土間の右側下の部分は仕事部屋。 床レベルは土間と同一レベル。 土間の右側上の部分はリビング。 ここはお客様との打合せスペース兼用。 半パブリックスペースなので、床レベルは半層スキップしている。 リビングに薪ストーブを設けている。 1階トイレはパブリックゾーンに入るので（お客様も使用する）、 土間と同一レベル。